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デザイン・版下を作成頂く時の注意点
使用可能ソフト
デザイン・版下データの作成には、必ず、Adobe Illustrator(CS5以下)をお使いください。
(ただし画像データは、PSD(PhotoShop形式、Adobe PhotoShop CS5以下)でも可能です。下記「画像データに関するご注意」をご覧ください)
色の指定に関するご注意
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余白部に関するご注意
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文字データに関するご注意
文字(フォント)データは、必ず全てアウトライン化して入稿してください。文字のアウトライン化を忘れた場合は、フォントの文字化けの問題が発生する可能性があります。その際は再入稿をお願いいたします。 |
画像データに関するご注意
- 必ずCMYKモードで作成してください。デジカメ等で撮影された画像はRGBモードとなりますのでご注意ください。RGB・インデックスカラー等で入稿されますと、当社で変換作業は可能ですが、その際に色が変わりますのでご了承ください。
- 画像データの保存形式は、EPS、TIFFまたはPSD(PhotoShop形式)でお願いいたします。
- 画像解像度は、基本的にモノクロ(グレースケール)で300dpi、カラー(CMYK)で350dpi以上で作成してください。写真データなどは、拡大すると画像が荒れてしまいます。出来るだけ、使用する大きさに近いサイズの物でお願いします。詳しくは、当社へお問い合わせください。
※時々、解像度の低い画像が貼り込まれた状態で入稿されるケースがあります。見た目はPCモニター上では綺麗に見えますが、プリントアウトすると粗いプリントになってしまいます。ご注意ください。 - 版下データ内に画像を配置(リンク)している場合、リンクされている画像データは必ず、1つのフォルダに入れて入稿してください。フォルダ外にあるとリンクが外れ、問題発生の原因となる可能性があります。
データ保存、入稿に関するご注意
- 使用ソフトのバージョンは、できるだけ分かるようにしておいてください。バージョンにより問題が発生する場合があります。
- Mac又はWindows、どちらでも入稿可能です。ただしMacで入稿される場合は、必ずデータには拡張子を付けてください。
- デザイン(版下)データの入稿は、データを保存したMO、CD-ROMを、郵送にてお送りください。メールでの入稿も可能です(50MB以下)。なお、Eメールでデータ入稿される場合、データ圧縮形式はzip形式にてお願いいたします。
- データを圧縮された場合、問題が発生することがありますので、できるだけ圧縮しないようにお願いします。
- デザイン・完全版下を入稿される際は、必ず色見本を郵送でお送りください。(「色の指定に関するご注意」参照)
- 不必要なデータは一緒に入れないでください。トラブルの原因となります。
- お送り頂いたデザイン・版下データの校了後の最終データは、基本的に返却いたしません。
グラビア印刷の注意点
15%以下の調子のベタは危険。特色のベタ1色のほうが安全!!
グラビア印刷はオフセット印刷と違い30%以下の調子は、印刷時約半分ぐらいに落ち、非常にカスレやすくなります。
グラデーションのエンドは再現不可能、5%が理想です。
グラデーションエンドは0%ではでません。5%ほど色があるほうが再現可能です。
取扱い説明書などの細かい文字のかけ合わせによる再現
グラビアは、輪転式印刷機ですので、細かい文字の見当が合わせにくいので単色が理想です。
掛け合わせの片方が10%以下の場合。(例)Y100%+M10%
10%以下は、再現不能です。%を上げて下さい。もしくは、取って下さい。
0.15mm以下の罫線はカスレやすい。
0.2mm以下の罫線は印刷にカスレやすいので、危険です。
4ポイント以下の抜き文字はつぶれる。
4ポイント以下の抜き文字はつぶれるので、危険です。
OPP,CPPの見当精度の違いOPPは、毛抜き合わせが可能 ニゲ処理は0.2mm以上 CPPは、0.3mmから0.5mmのニゲ処理が必要 近年、製版技術の進歩によりグラデーション、調子の再現がかなりのレベルで可能になってきましたが、デザインを重要視するあまり、グラデーションだらけ、調子だらけなどのミスデザインが増えているのも事実です、しかしながら制約を付けすぎるとデザイン出来なくなるのも事実ですので、参考にして下さい。 |
印刷袋注意項目
光電管マーク
印刷袋の場合、製袋時に光電管マークを読み取って正確なピッチを判断し溶断します。透明袋の場合は必要ありませんが、印刷袋の場合は注意する必要があります。版下の内容により有・無を判断してください。
挿入する位置ですが、基本的に目立たない位置(フラップやガゼット)につけることが一般的です。(A図参照)
袋にもよりますが最低3×7mmのマークを入れます。
フラップをVカットするときや、ヘッダーを肩落としする場合は切り落とす部分に光電管を入れますので、商品に影響はありません。
B図のような版下の場合はベタの部分で光電管が取れますので光電管マークは必要ありません。
両サイドの控え
印刷袋よくを見ると両サイドが2mm〜3mm透明の部分があります。(B図参照)
これは袋を溶断する際、印刷面が溶断刃に振れるとカスがたまり強度が弱くなってしまう為に余裕を見ています。
種類によっては透明部分のない袋(エンドレス)も存在しますが、その場合はラミ加工(表刷単体の場合ラミ無し)されています。しかし、エンドレスの場合は直接印刷面を溶断する為、1000枚に一度刃を清掃する必要があります。手間・時間・ロスの分、版代・加工賃が高くなります。
当社では、余裕をみて印刷面から2mm控えています。
+トンボ
+トンボとは半切する位置、カットする位置の目印になります。版の円周中に必ず1つは必要です。
+トンボがなかった場合、スリッター・製袋の際、どの位置でカットするか目印がわからなくなり事故の危険性があります。
C図参照
超音波の控え
ベタの印刷袋を見ると、超音波部分を3mm〜4mm控えている袋があります。これは印刷後ラミ加工されている袋の場合は問題ないのですが印刷後、表刷り単体の場合はひっつくのですが処理が汚くなってしまいます。裏刷り単体の場合はひっつかないので注意しなくてはいけません。
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