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Masters マスターズ-日本経済の未来を創る経営者たち
2023年10月10日
記事要約
日用品、衣料品など様々な商品を包装するためのサイドシールの製造、企画・デザイン、印刷を手掛ける「瀬村商店」。
瀬村社長は同社独自の生産システム「ジャストインタイム」を守りながらも、自身のカラーで以て新たな会社づくりも図っている。
本日はつまみ枝豆氏が社長にインタビューを行った。
瀬村社長は「瀬村商店」さんの2代目だと伺いました。予てより御社を引き継ぐ意志はお持ちだったのですか?
はい。先代である父から「後を継げ」と直接言われたことはなかったのですが、どんどん大きくなっていく会社を見て、いつかは継がなければいけないのだろうと考えていました。学業終了後プラスチックフィルムのメーカーに勤務し、24歳の時に家業の「瀬村商店」に入りました。当社はサイドシールの製造、企画・デザイン、印刷を手掛けております。
いざ、社員として家業に入られてみていかがでしたか?
入ったころはパソコンもなく、父はこの環境でここまで会社を大きくしたのかと驚きましたね。それでも、設備投資はしっかりと行われていて、機械は充分に揃っていましたよ。
設備力を妥協しない姿勢は素晴らしいですね。それから、代替わりまでの経緯は?
2022年4月に「9月に代替わりするぞ」と唐突に言われたんです。いざとなると、父がここまで築いてきた会社を私が守っていけるのかというプレッシャーはありましたね。しかし、周囲の方たちから「自分のカラーでやっていくしかないよ」と言われたので、腹を括って社長を就任しました。
改めて、お仕事をされる上で大事にしている部分はありますか?
私のやり方で新しく変えていくことも大事だと思いますが、父のやり方も守っていきたいですね。例えば、父が考案した当社独自の生産システム「ジャストインタイム」です。当社の豊富な設備力、様々な発注にミスなく対処できる組織力、潤沢な原料在庫を持つことができる購買力、3つの「力」で受注即製造・製造即出荷を実現させ、製品在庫を持たない環境をつくることができております。
それを実践し続けるのは簡単ではないでしょう。現場を意識した会社づくりが欠かせませんね。
おっしゃる通りです。しっかりとした品質を担保できるように社内環境を注視しています。スピード感を保てるように今もシステム管理を行っていますし、早く正確に量産できるように年に2台は機械を更新して、常に最新の機械を導入しています。それから、社員間のチームワークも大事にしています。
最後に、社長の今後の展望を教えてください。
お客様の「ありがとう」「助かった」をやりがいにこれからも仕事に励み、最終的に社員が幸せになってくれたら、嬉しいですね。それから、父のように「後を継げ」とは言っていないのですが、いつ息子が継いでもいいようにしっかりと事業基盤を固めておきたいです。