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フィルムの種類と特徴

ニ軸延伸ポリプロピレン(OPP)

優れた透明性と光沢を有し、印刷等の加工適性にも優れ、ディスプレイ効果を高めます。また、比重が軽く、引張強度、剛性、防湿等に優れた性能を有し、食品包装をはじめ、多くの分野で使用されています。

無延伸ポリプロピレン(CPP)

透明性が良く、丈夫で腰が強く、自動包装適性、印刷及び製袋加工適性に優れています。耐薬品性、耐熱性(~130℃)に優れるポリプロピレンの特徴を生かし、食品包装、衣類・繊維包装、その他様々な用途で幅広く使用されています。

高密度ポリエチレン(HDPE)

低密度ポリエチレンとは物性が異なり、軟化温度は120℃、融点は150℃ですので、低密度ポリエチレンよりも高温に耐える特性があります。また、引っ張り強さ、フィルムの腰の強さがあり、薄手でも強度が得られます。開口性にも優れているため、スーパーやコンビニなど小売店のレジ袋として使用されています。防湿性、バリヤ性も低密度ポリエチレンの2倍ほどの能力があります。

低密度ポリエチレン(LDPE)

フィルムの耐衝撃性が強く、引き裂き強度にも優れているため、汎用包装フィルムとして使用されています。また軟化温度が80~90℃、融点が110~120℃と低温なので、ヒートシールしやすく、単体として様々な用途に使用されるだけでなく、ラミネートフィルムのシーラント層としても用いられています。

フィルムの特徴

OPP 2軸延伸ポリプロピレンフィルム

厚み #40~60 #20・25・30 #30・40 #40・50 #20~50 #20・25
#30・40
処理 片面処理 片面処理 未処理 未処理 片面処理 両面処理
特徴 滑りやすい 滑りやすい 滑りやすい 高光沢 低温ヒート
シール
低温ヒート
シール防曇
GZ × × ×
印刷 △※ △※
ラミ × ×

処理面:通常処理面に印刷/ラミを施す。
未処理:処理されていないフィルムに印刷するときはブロッキング防止剤を施す。

CPP 無延伸ポリプロピレンフィルム

厚み #30~50 #20~50
処理 未処理 片面処理
特徴 滑りやすい 滑りやすい
GZ ×
印刷 △※
ラミ ×

※インクにブロッキング防止剤を配合することにより印刷可能。
◇GZの強度に問題はないが、フィルムの滑りが悪い為、GZ底部がきっちり揃いにくい。

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